愛らしい侵入者と神戸の瓦せんべい、東京の伊藤若冲

　35度前後の暑い日が続いていましたが、日本の南西に発生した台風1号の影響で、今日は25度以下と過ごしやすい小雨模様の春日井市です。

　あっという間に過ぎてしまった初夏をふり返ると・・・。

　4月末、どこからか飛んできた種が芽吹いて、シェアハウス「木かげハウス」の玄関先にこんな可愛い花が咲きました。

　白い花は可憐だし、葉は小さくて柔らか。愛らしい姿でしばらく楽しませてくれました。後日、2軒お隣の庭から種が飛んだことが判明。こんな侵入者なら大歓迎です。来年もおいで〜。


　5月中旬、親戚に会いに神戸へ行った管理人は、「木かげハウス」の入居者さん達へのおみやげに瓦せんべいを購入。

　1336年の「湊川の戦い」で有名(らしい)な楠木正成やその紋所である菊水紋の焼き印が入った甘くて硬〜い瓦せんべいは、神戸っ子が慣れ親しんだお菓子。明治時代に西洋のお菓子を真似て作られたというこの瓦せんべい、その後大きく発展する神戸洋菓子の出発点と言えるのかも。
　ちなみに神戸市中央区には楠一族をまつった湊川神社があり、神戸っ子から「なんこうさん(楠公さん)」と呼ばれています。管理人も幼い頃に祖父などと行った記憶があります。


　初夏の「木かげハウス」には、ブルーが涼しげでシックな伊藤若冲の天井画2枚を飾りました。東京で開催された若冲展で入手したポストカードです。

　入館時「100分待ち」のプラカードが出ていてげっそりしましたが、その数日後には「240分待ち」になっていましたからラッキーだったのかも(炎天下4時間待てる?!)。それでも人が多すぎて、今回初めて公開された「動植綵絵」三十幅などは遠目に眺めるのがやっとでした。ありゃ、数年前に開催された名古屋・金山のボストン美術館での若冲展の数十倍以上の混み様だな。
　とはいえ、やはり行ってホントによかった。若冲の大胆な構図と色使い、胸がざわめくこと、ざわめくこと!

　そういえば、あとひと月もすれば、あいちトリエンナーレ2016が開幕。名古屋の栄を中心に、いろいろなおもしろアートに触れることができます。入居者さんたちもお時間があればお出かけしてみてください。